アラフィーおじさんの大学院生日記

50を前にした男が都内私大の大学院修士課程(社会福祉専攻)に2017年4月に入学。さらに博士課程を目指して研究の道へ進む過程をつづる記録。

大学院の選定その1

大学院に進学するといっても、大学受験と異なり、指導教員と受験前に入学後の研究について打ち合わせをしておかねばなりません。

 

私の場合、コネもツテも何もなかったので、オープンキャンパスに出向き、教員の方と面談をしました。

 

まず、通学が可能で、研究分野の教員がいそうな大学院をいくつかピックアップし、大学のホームページでオープンキャンパスの日時を調べ、数か所訪問しました。

 

私は2017年度から大学院に入学しますが、2015年からオープンキャンパス詣でをしておりました。

 

2015年から大学院進学を計画し、2016年度からの入学を希望していたわけです。

 

どうして2016年度に入学しなかったのかについて、以下に書きます。

 

2015年7月に都内の大学院に初めてオープンキャンパスに行きました。

 

A大学院としておきます。

 

その大学院は日本の社会福祉学を引っ張ってきたともいえる所で、多くの研究者を輩出しており、博士課程も設置されております。

 

夜間に開講しており、通学も負担がなく、精神保健福祉の教授も在籍しておりました。

 

オープンキャンパスでは、パンフレット、過去問の配布をしており、クリアファイルと大学のロゴ入りのペットボトルの水までくれました。

 

ガイダンスの後は、個別に大学院研究科長と大学院生から話を聞く時間を得て、話をした結果、とても好印象を受け、ぜひこの大学院に入学したいと思えました。

 

大学院の事務局を通して、〇〇教授とアポを取り研究室訪問してくださいと言われ、帰宅後、即、事務局にメールを入れました。

 

しかし、翌日の事務局からの返信では、〇〇教授は体調不良のため、次年度は院生の受け入れをしないと書かれていました。

 

勝手に盛り上がっていただけに、大学院進学自体が閉ざされた気持ちになり、しばらくは大学院への想いが途絶えました。

 

2015年8月、気を取り直し、都内の別の大学院のオープンキャンパスに行きました。

 

B大学院としておきます。

 

そこは大学院事務局によるガイダンスはなく、教員との個別面接でした。

 

その教員の方は熱心に私の話を聞いてくださり、あなたの研究分野でしたら、この先生ですね、といった具合に、事務局宛にメールをしたうえで研究室訪問してくださいと言われました。

 

この大学院は夜間開講が少なく、平日に講義が集中していることから通いきれるかという不安があったことと、精神保健福祉よりバリバリの社会福祉学に力を入れているという印象を受けたので、事務局にメールを入れることは控えました。

 

それから2週間後に都内の別の大学院のオープンキャンパスに行きました。

 

C大学院としておきます。

 

B大学院同様、教員との個別面談のみでした。

 

その方は精神保健福祉分野の教授で、私のざっくりとした研究テーマに耳を傾けてくださった。

 

とても必要な研究だと思うと言ってくださり、連絡先を教えてくださったものの、私の中ではA大学院への未練が捨てきれず、結局、C大学院の教員の方には連絡をしませんでした。

 

今から思うと失礼な対応であったと思います。

 

2015年9月、あきらめが悪く、A大学院の事務局へメールを入れ、オープンキャンパスで個別相談をした研究科長との面談を希望しました。

 

面談までに研究テーマを練り直し、CiNiiで先行研究を調べ無料ダウンロードできる文献はすべて目を通し、研究計画書を作成しました。

 

私としてはできることはすべてやったという気分でいました。

 

しかし、研究科長との面談というか直談判でも、指導できる自信がないので、と丁重にお断りされてしまい、その時点で自分の中でプツリと糸が切れたかのように、大学院への熱が急速に冷めました。

 

終わったな、という感覚でした。

 

自ら2016年度の入学をあきらめたことと、自分に合った大学院、そして指導教員探しの難しさを味わいました。

 

つづく